休養期間中のポイント

Q 気晴らしになるからと、毎日お酒を飲んでいますが大丈夫でしょうか?
A 治療中はなるべく断酒を。治療中の飲酒については、医師の間でも意見が分かれるところです。
飲酒が抗うつ薬の働きに悪影響を及ぼすなど、マイナス要素が多いともいえます。患者さん自身でお酒の量をコントロールできないようであれば、治療を機に断酒することをおすすめします。
飲酒が抗うつ薬の働きに悪影響を及ぼすなど、マイナス要素が多いともいえます。患者さん自身でお酒の量をコントロールできないようであれば、治療を機に断酒することをおすすめします。


Q 近所の人や友人のアドバイスは参考にした方がいいのでしょうか?
A たとえ親切心からのアドバイスでも、すべてを参考にするのは危険です。こころの底から信頼できる友人であったとしても、そのアドバイスが医学的に正しいとは限りません。「うつ病は半年で治らなかったらダメみたい」などと、信憑性の低い情報にまどわされる必要はありません。不安なことがあれば、医師に相談して正しい知識を身につけるようにしましょう。


Q 日によって態度や様子が変わるのはどうしてでしょうか?そばにいて戸惑います。
A うつ病の患者さんの状態には、波があるのです。治療のはじめの頃はふさぎがちだった患者さんも、回復期に入ると調子のよい日があらわれるようになります。そんな日には患者さんの方から積極的に家事を手伝ってくれたものの、翌日にはまた不調の波があらわれることも。「なぜ今日は手伝ってくれないの」と責めたりせず、できた日に感謝の気持ちを表すようにしましょう。


Q 夫が長期休養に入ります。
こどもには夫のうつ病を伝えるべきでしょうか?
こどもには夫のうつ病を伝えるべきでしょうか?
A ある程度の年齢に達していれば、協力を得ることも可能です。例えうつ病であることを隠そうとしても、お子さんは以前とうって変わって元気をなくした親の変化を見て、不安な思いを抱くことでしょう。ある程度理解力のある中学生くらいの年齢であれば、うつ病であることを正直に話し、理解と協力が必要であることを伝えましょう。

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